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第4章

 

(問1)自船の船首方向(進行方向)がCRTの画面上の真上方向を0度とする相対方位表示に対して、真方位表示は真北を常にCRTの真上方向とし、その真北に対して自船の進行方向(β)が表示される。したがって、海図との対比が容易である。
真方位装置は、図示した基本構成図の様に空中線からの回転信号である船首方向を0度とする相対方位信号と、ジャイロコンパスによって回転するレピータモーターからの信号である船首方向(β)との差を差動発信器で検出し、その差の信号をサーボアンプで増幅してサーボモーターを回転させ、それに連結された偏向コイルによってスイープを回転させる。このため、スイープは船首方向から(β)だけCRTの真上方向からずれて出るように回転する。

 

 

134-1.gif

 

真方位装置の構成

 

 

134-2.gif

 

相対方位表示

 

 

134-3.gif

 

真方位表示

 

 

 

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